看護現場を支える縁の下の力持ち
～看護補助者の役割と各施設の取り組み～

しかし、現場では人材の確保や定着に課題を抱える施設も少なくありません。こうした状況を受け、厚生労働省は看護補助者の確保・定着に向けた支援策を展開されました。

全国の医療機関では、独自の工夫を凝らした取り組みが進められています。たとえば、短時間勤務や専門業務に特化したポジションを導入し、多様な働き方を実現した施設や看護師と看護補助者の円滑な連携を目的に、コミュニケーション研修の充実を図っています。また、キャリアラダー制度を導入し、看護補助者の成長とやりがいを支援している施設など様々なことを進めています。

さらに、施設内の呼称を「ナースエイド」や「ケアアシスタント」といった名称に統一することで、職種としての誇りや一体感を醸成する取り組みも広がっています。

看護補助者の活躍は、患者の安心感を高めるだけでなく、看護師の業務負担軽減にもつながります。今後も、現場の声を反映した柔軟な制度設計と、働きやすい環境づくりが求められています。

各施設の取り組みは、下記のアドレスから確認ができます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37785.html

看護補助者の確保・定着支援についての中に［PDF事例集］に医療機関の取組がまとめられていますので確認してください。