top of page

2025年10月17日

生活習慣病Ⅱ
放置すると怖い「脂質異常症」その原因と対策を解説

「脂質異常症」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、これは血液中のコレステロールや中性脂肪が多すぎたり、少なすぎたりする状態を指します。自覚症状はほとんどありませんが、放置すると血管が硬くなる動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めてしまいます。

脂質には主に3つの種類があります。


  • LDLコレステロール(悪玉コレステロール)

  増えすぎると動脈硬化を促進。

  • HDLコレステロール(善玉コレステロール)

  動脈硬化を防ぐ働きがあり、少なすぎると問題に。

  • 中性脂肪

  増えすぎると動脈硬化の原因に。

 

これらの数値に異常をきたす主な原因は、日々の食生活や生活習慣です。

LDLコレステロールが高い場合は、肉の脂身やバター、生クリームなどに多く含まれる飽和脂肪酸の摂りすぎが考えられます。まずはこれらを控えめにすることが大切です。

 

中性脂肪が高い場合は、甘いものやアルコール、炭水化物の過剰摂取が主な原因です。適度な運動を取り入れ、バランスの取れた食事を心がけましょう。アジやサバなどの青魚には、中性脂肪を下げる効果が期待できます。

 

HDLコレステロールが低い場合は、肥満、喫煙、運動不足が関係していることが多いです。体重を管理し、タバコをやめることが改善への第一歩です。

健康診断で脂質の異常を指摘されたら、それは体からの大切なサインです。

まずは食生活や生活習慣を見直すことから始めてみませんか。



出典:厚生労働省 健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~

URL:https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/metabolic/m-05-003

NPO法人
医療介護タスクシフト・シェア振興会
〒103-0027 東京都中央区日本橋2-16-6 ACN日本橋PLACE 3F
bottom of page