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障害者の雇用者数は22年連続で過去最高を更新したが、非正規雇用が過半数を占め、昇進経験のない障害者も多い。数字の前進の裏に潜む「質」の課題を読み解く
民間企業が雇用する障害者の数が22年連続で過去最高を更新した。2025年の障害者雇用状況報告によれば、雇用者数は70.5万人(身体障害者37.4万人・知的障害者16.2万人・精神障害者16.9万人)に達し、実雇用率は2.41%となった。法定雇用率は2024年4月に2.5%へ引き上げられており、2026年7月にはさらに2.7%への段階的な引き上げが予定されている。
数字だけを見れば、障害者雇用は着実に進展している。しかし、雇用形態の内訳に目を向けると、正社員(無期・有期合計)は43.1%にとどまり、非正規雇用が過半数を占める。さらに、障害者の多くは手帳取得後に昇進を経験しておらず、特に精神・発達障害者でその傾向が顕著だ。独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)の調査研究でも、一般企業においては「法定雇用率の充足」を重視する企業が57.0%と最多で、障害者の戦力化やキ ャリア形成を重視する企業は10%前後にとどまることが明らかになっている。雇用者数の「量」が増えた一方で、その中身=「質」の向上が次の大きな課題として浮かび上がっている。


出典:第137回労働政策審議会障害者雇用分科会 令和8年4月17日
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_72640.html
PDF:https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/001692352.pdf
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