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令和8年度診療報酬改定では、複雑性係数を入院初期の医療資源投入に着目した評価へ見直し、急性期医療の実態反映を図る。
令和8年度診療報酬改定では、DPC /PDPSにおける「複雑性係数」の評価手法が見直され、急性期医療の実態をより的確に反映する仕組みへと刷新される。
従来の複雑性係数は、1入院当たりの医療資源投入量をもとに患者構成を評価してきたが、今回の改定では「入院初期」における医療資源投入に着目した評価へと軸足を移す点が大きな特徴だ。
この見直しにより、重症度が高く、入院早期から集中的な治療を必要とする患者を多く受け入れている医療機関の役割が適切に評価されやすくなる。特に救急搬送患者や高度急性期医療を担う病院にとっては、実態に即した係数算定が期待される。
また、評価方法の変更にあたっては、在院日数の長短による影響を一定程度排除し、全国のDPC病院のデータを用いた客観的な比較が行われる仕組みが採用されている。
これにより、効率性だけでなく、医療の難易度や負荷を含めた多面的な評価が可能となる。
複雑性係数の見直しは、医療機関の機能分化と地域医療構想の推進を支える重要な要素であり、今後の急性期医療の評価軸を示す改定といえる。

出典:中央社会保険医療協議会 総会(第649回) 令和8年4月8日
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