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心臓病などの心血管疾患は、その後の生活に大きく影響します。日本の医療提供体制を強化するため、「第8次医療計画」では、心血管疾患の医療体制が大幅に見直されています。発症から回復、その後の生活まで、切れ目のないサポートを目指します。
心血管疾患の治療において、迅速な初期対応と継続的なケアは不可欠です。緊急時には、周囲の人が素早く救急要請し、心肺蘇生を行うことが命を救う第一歩となります。病院到着後は、専門治療を30分以内に開始できるよう、医療機関同士が密に連携し、円滑な受け入れ体制を構築します。
急性期治療後も、患者さんの生活を支えるケアは続きます。心臓リハビリテーションで身体機能の回復と再発防止を促し、退院後も在宅医療や転院先との連携をスムーズに行うことで、一貫した診療を可能にします。これらの取り組みを支えるのがデジタル技術です。医療機関同士の情報共有を効率化し、医療従事者の負担を軽減することで、質の高い医療の提供に繋がります。
スピード感のある治療と継続的なケアを両立させることで、心血管疾患を持つ方々が安心してより良い生活を送れるよう、医療体制を強化していきます。

出典:第98回社会保障審議会医療部会
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00041.html
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