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2025年10月15日

実は危険な「サイレントキラー」高血圧を防ぐ、
はじめの一歩

高血圧は、日本人にとって喫煙と並ぶ最大の生活習慣病リスク要因です。
厚生労働省の「健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~」にて取り上げられている内容を紹介いたします。

高血圧自体は、過去数十年で大きく減少しましたが、20歳以上の国民の約2人に1人が該当するとも言われ、他人事ではありません。最大の原因は食塩の摂りすぎで、特に若い世代では肥満も増加傾向にあります。

高血圧のほとんどは、食生活や運動不足、ストレス、遺伝などが複合的に絡み合う「本態性高血圧」です。診察室での収縮期血圧(最大血圧)が140 mmHg以上、または拡張期血圧(最小血圧)が90mmHg以上の場合を高血圧と診断します。自覚症状はほとんどありません。だからこそ「サイレントキラー」とも呼ばれ、気づかないうちに複数の要因が重なって動脈硬化を進行させ、心臓では狭心症や心筋梗塞、また脳では、脳梗塞、脳出血などの脳血管障害(脳卒中)、腎臓病などの重篤な病気を引き起こすリスクを高めます。

予防と改善の鍵は、日々の生活習慣の見直しにあります。まず重要なのは減塩です。

1日6g未満を目標に、ラーメンの汁は残す、漬物は控えるといった工夫から始めましょう。また、カリウムやカルシウムを多く含む野菜や乳製品を積極的に摂ることも有効です。

若年・中年層で増えている肥満を伴う高血圧には、適度な運動や食生活の改善による減量が不可欠です。

 

高血圧は、日頃から血圧を測り、自分の体の状態を知ることが大切です。健康診断を毎年受けることはもちろん、家庭用血圧計で毎日測定する習慣もつけ、早期発見と予防を心がけ、健康な未来を守りましょう。




出典:厚生労働省 健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~

URL:https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/metabolic/m-05-003

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