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皆さんは「地域医療支援病院」をご存知ですか?
この制度は、皆さん身近な地域で質の高い医療を受けられるよう、そして地域の診療所や
クリニック(かかりつけ医)が円滑に医療を提供できるよう支援する病院を指します。
平成9年に創設され、各都道府県知事が個別に承認しています。
地域医療支援病院は、単に患者さんを診るだけでなく、地域の医療機関と連携し、
地域全体の医療体制を強化する重要な役割を担っています。
主な役割と機能
具体的に、地域医療支援病院は次のような機能を持ちます。
紹介患者さんの受け入れと逆紹介: かかりつけ医からの紹介患者さんを中心に診療し、
症状が落ち着けばかかりつけ医へ逆紹介することで、地域の医療連携をスムーズにします。
医療機器の共同利用: 高度な医療機器などを地域の医療機関が共同で利用できる体制を
整え、地域全体の医療水準向上に貢献します。
救急医療の提供: 地域における救急医療の一翼を担い、
緊急性の高い患者さんを受け入れます。
地域医療従事者への研修: 地域の医師や看護師などに研修の機会を提供し、
医療技術や知識の向上を支援します。
承認基準
地域医療支援病院として承認されるには、原則として200床以上の病床を持ち、
紹介患者が中心の医療を提供していること(紹介率や逆紹介率に具体的な基準あり)、
救急医療提供能力があること、医療機器などの共同利用体制が整っていること、
地域医療従事者への研修を行っていることなどが求められます。

出典:厚生労働省HP 分野別の政策一覧
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137801_00015.html
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