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2025年10月22日

厚生労働省の報告から見る、
脳卒中・心臓病患者支援の現状と課題~Part1~

厚生労働省は、脳卒中や心臓病などの循環器病患者を包括的に支援するため、「脳卒中・心臓病等総合支援センターモデル事業」を実施しました。この事業は、専門知識を持つ医療機関に「脳卒中・心臓病等総合支援センター」を設置し、地域全体の患者支援体制を強化することを目的としています。このモデル事業は令和4年度と令和5年度にそれぞれ10府県12機関、15府県16機関が選定されました。

センターでは、多職種の専門家が連携して多様な支援を提供しました。

1つの病院あたり平均25名の職員が配置され、多くは専任(常勤)でした。相談窓口は全てのモデル事業実施施設に設置され、対面や電話での相談が主でしたが、電子メールやウェブ面談など多様な手段も提供されました。

 

支援内容は多岐に渡り、医療連携や地域連携パスの提供に加え、リハビリテーション、心理サポート、経済的な問題への支援、就労・就学支援などが実施されました。

小児への支援にも重点が置かれ、小児リハビリテーションや周産期医療に関わるスタッフも配置されています。

また、市民公開講座の開催、啓発動画の作成、健康診断イベントなどを通じた地域住民への普及啓発活動も積極的に行われました。

さらに、センターは都道府県や地域の医療機関、消防、教育委員会など様々な機関と連携し、協議会や研修会を定期的に開催しました。

 

次回に続く



出典:厚生労働省 脳卒中・心臓病等総合支援センターモデル事業

URL:

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/jyunkanki/index.html

PDF:https://www.mhlw.go.jp/content/001295095.pdf

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