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厚生労働省が公表した第25回医療経済実態調査によると、2023年度から2024年度にかけて、病院の経営状況は厳しさを増しています。
医業利益率の平均値は、一般病院・ 療養型病院・精神科病院のいずれも赤字で推移し、特に精神科病院では赤字割合が拡大しました。
一般病院では医業収益が増加したものの、費用増加も続き、赤字解消には至っていません。療養型病院は収益増加率を費用増加率が上回り、赤字幅が拡大。精神科病院では収益が減少し、費用増加が重なり経営悪化が顕著です。
機能別では、急性期や高度急性期病院の赤字率が高く、回復期病院も2024年度に黒字から赤字へ転じました。費用構造を見ると、材料費と給与費で70%以上を占め、急性期病院は材料費比率が高く、慢性期や精神科病院は給与費比率が高い傾向があります。全体として、半数以上の病院が赤字という厳しい現状が浮き彫りになりました。
今後は診療報酬改定や効率化の取り組みが不可欠であり、地域医療の持続性を確保するための政策対応が急務といえます。


出典:中央社会保険医療協議会 総会(第630回)令和7年11月26日
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66294.html
PDF:https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001599548.pdf
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