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日本の「国民皆保険制度」では、誰もが必要な医療を保険で受けられます。
しかし、医療の進歩や多様なニーズに対応するため、特別な制度が設けられています。
それが「保険外併用療養費制度」です。
●制度の概要
安全性や有効性が確認された特定の医療に限り、保険診療(保険でカバーされる治療)と
保険外診療(保険でカバーされない治療)を併用できるようにするものです。
これにより、患者さんは最新の医療や選択肢の幅が広がり、より自分に合った治療を
受けやすくなります。
制度の3つの柱
保険外併用療養費制度は、以下の3つに大別されます。
評価療養
将来的な保険適用を目指し、評価が必要な医療です。先進医療や治験中の医薬品などが
含まれ、特定の施設基準を満たす医療機関で提供されます。
患者申出療養
2016年に創設され、患者さんの希望に基づき、国内未承認の医薬品などを迅速に
利用できるようにする制度です。倫理面や安全管理が重視されます。
選定療養
将来の保険導入を前提とせず、患者さんが選択し、特別な料金を支払うことで併用が
認められる医療です。差額ベッド代や大病院の紹介状なし受診費などが該当します。
特に、2024年10月からは、後発医薬品があるにもかかわらず先発医薬品を希望する
場合に、自己負担が発生する「長期収載品」の選定療養が始まります。

引用:厚生労働省HP 政策について
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/sensiniryo/index_00007.html
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