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「睡眠障害」が診療科名に新たに追加された経緯と意義を解説。患者の受診しやすさ向上や早期治療の促進など、制度改正がもたらす影響と今後の期待をまとめた。
近年、睡眠に関する問題は社会的関心が高まり、多くの人が日常生活の中で課題を抱えている。しかし、いざ受診しようとした際に、どの診療科を選べばよいのか分かりにくいという指摘があった。こうした状況を受け、日本睡眠学会は「睡眠障害」を診療科名として表示できるよう制度改正を要望した。
審議の結果、「睡眠障害」は独立した診療分野として一定の専門性を持ち、かつ国民のニーズも高いことから、既存の診療科と組み合わせて標榜可能な用語として追加することが適当であると判断された。これにより、「睡眠障害内科」や「精神科(睡眠障害)」といった形での表示が可能となる。
今回の改正は、患者にとっての利便性向上に大きく寄与する。症状に基づいて医療機関を選びやすくなることで、早期診断・早期治療が期待され、生活の質の改善にもつながる。
また、医療従事者側にとっても、睡眠障害に関する知識や技術の普及が促進される契機となる。制度改正までには、複数回の審議やパブリックコメントなどのプロセスが経られており、慎重な検討のもとで進められてきた。今回の「睡眠障害」の追加は、医療提供体制における「分かりやすさ」と「アクセス向上」を重視した一歩といえるだろう。


出典:第128回社会保障審議会医療部会 令和8年6月17日
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73902.html
PDF:https://www.mhlw.go.jp/content/10801000/001712397.pdf
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